セント・ギガってなに?
赤道上空36,000kmにある放送衛星から降り注ぐ「音の潮流」。
セント・ギガは1991年に日本初の有料衛星デジタル音声放送局として開局しました。
衛星放送「WOWOW」の独立音声を利用したセント・ギガは、1日を24時間に区切った従来のラジオ等とは全く異なるコンセプトで作られました。それは「タイドテーブル」と呼ばれる、潮の満ち引き、月の満ち欠けをもとに番組が編成され、流れるのは心地よい音楽と自然音のみ、時折「I'm
here I'm glad you're there〜こちらはセント・ギガです」というアナウンスが入るものの、曲紹介も時報もCMも一切なし。24時間生放送で「音の潮流」がつくり出されていたのです。波の音や川のせせらぎ等の自然音も、当時の優秀な録音技術者が世界中を旅して集めた、貴重な音素材がふんだんに使われました。
(開局当時のさらに詳しいコンセプトはこちらをご覧ください。)
今で言う「癒し系」そのものの放送局だったのですが・・・
放送を聴くためにはWOWOWと同様、スクランブルを解除するためのデコーダが必要、しかも普及途上にあった衛星放送はアンテナもチューナーもまだ高価でした。凡人の感覚からはかけ離れた放送内容に、BS機器3点セットという高いハードルが障害となり、加入者は思うように伸びませんでした。
1993年、経営のテコ入れに任天堂が資本参加し、放送内容は大きく変化します。
発売されたばかりの洋楽・邦楽のCDアルバムを丸ごと放送する「ニューディスク
オンザウィーク」、CDシングルのヒットチャート上位20曲オンエアする「シングルメガヒット20」「ポップヒッツTOKYO」、スーパースターの軌跡を紹介する「スーパースターデータファイル」等の新番組がスタートします。タイドテーブルの編成は次第に捨て去られ、すべて2時間単位にきっちり区切られてしまいました。「音の潮流(セントギガ・ストリーム)」という時間は残りましたが、これも生放送ではなく2時間単位の録音放送となりました。
これだけの内容で月600円、普及し始めたMDで新譜を丸ごとエアチェック、ということで次第に加入者を伸ばして行きます。が、
95年4月には、衛星データ放送を開始、任天堂のゲーム機「スーパーファミコン」に「サテラビュー」というアダプタを接続し、衛星からゲームの配信を行なうものです。データ放送に連動した音声番組「スーパーファミコンアワー」もスタート。毎日、夕方の4時間も使って「爆笑問題」等のトークに費やされたのには閉口しました。また、レコード業界等からの反発も強かったのでしょうか、「ニューディスク」は次第に発売日から放送日までの日数が延びていきます。
2000年にはBSデジタル放送にも参入。BSデジタル333chでのサイマル放送を開始しますが、この設備投資が大きな負担となり、2001年に民事再生の手続きを申請。2002年に(株)ワイヤービーと合併し、2003年4月からは局名を「クラブコスモ」と改め再スタートしますが、ワイヤービーは半年後にあえなく倒産。放送権を引き継いだワールド・インデペンデント・ネットワークス・ジャパン(WINJ)が現在の放送を続けています。
このサイトは、セント・ギガのファンが趣味で作った個人ページです。
「セント・ギガ」「ワイヤービー(クラブコスモ)」「WINJ」とは一切関係ありません。
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